本を掃除していてふと思ったのですが、棚の分類はどうしたものでしょうかね。
最初は書店員時代と同じように文庫を出版社別でわけてみたのですが、どうも棚をみていて面白くない。
見ているだけで楽しい棚をつくれないものだろうか。

分類法その1:版形別>出版社別>著者50音順
新刊書店で普通に行われている棚の分類。文庫やコミックのように一覧注文書があると注文がしやすい。品出し、棚管理もしやすいのでアルバイトでもできる。
欠点として同じ著者の本があちこちバラバラになる。文庫ぐらいにしか適用できない。分野を特化したー例えばミステリ専門のような店の場合、今ひとつ売り場に魅力を感じないかもしれない。

分類法その2:版形別>著者別=出版社区分なし
古書店ブックオフ、一部新刊書店でやっている方法。目当ての著者が決まっていると探しやすい。品出しも簡単。
ただし棚の見た目がごちゃつく。探しにくい。見つけたときの喜びはあるけど。

分類法その3:内容別
専門店ならやってみたい内容別。小説ですが「古書アゼリア」ではロマンス小説の内容別分類をやっていました。ミステリだと「探偵」「ハードボイルド」「警察」「時代」「猫」「バカ」といった感じでしょうか。
欠点はもちろん内容が判らないと品出しができない。同じ著者の本がばらばらになる、といったところでしょうか。

どうもうまい考えが出てこない。
いろいろ考えてみるのだけどじゃあどんな棚が面白いのよと、あらためて考えてみると、好きな棚ってバサラブックスさんなんですよね。
小さな売り場に「名作」「酒」「サブカル」「エロ」etcと棚1段ごとに分けているのだけど、見ていてホント楽しいお店。あの見ていて楽しい売り場をいつかはつくってみたいものです。

はてさて創造性無きオイラとしてはどうしたものか。そのまえに本を確保しないといけないのですが。