積毒

「ギデオン警視と部下たち」J.J.マリック HPB661
・J.Jマリック(J.J.Marric 1908-1973)
英国の作家ジョン・クリーシーの別名儀。


ギデオン警視が部下、現場と上層部の板挟みになりながら事件を解決に導いていく警察小説。
エド・マクベインの87分署シリーズの英国版とも言われるようで。


物語は人で不足の現場から予算を削減しようとする上層部と、人手不足で部下を殉職させてしまうギデオン警視の争い、警官不足に乗じようとする悪党、それとは別にすすむ凶悪犯罪、といった警察官の苦悩を描いた物語。


ポケミスを日本の古本屋に登録しつつ品出しをしています。
1冊1冊まともにとりあったら10年かかっても終わらないので黙々と登録をしているのですが、たまにその決意が吹き飛ぶことも良くある話で。
とまあ、そんなわけで読みはじめたのですが、これはなかなか面白いですよ。
警察小説好きには特におすすめ。